| 注:暖かいだけかと思ったら・・・・ 実は夏着ても涼しいことが判明しました。とある暑い日長袖のこいつを着られた、お客様の声による発見でした。 早速、僕も試してみた、、、涼しい、、、肌触りがヘンプっぽいから、さらりといける。 吸湿性がいいから汗かいても結構いい感じ。通気性がいいから爽やか。 梅雨時なんか急に寒くなっても、こいつが勝手に調整してくれる。 「冬暖かく夏涼しい」の理論はこいつでも証明されてしまったワケ! もう少しプリントが細かくできれば・・・と言う問題はあるけれど、果てしない可能性を持った生地です。 ぜひ、夏にもお試しください! |
『シルクノイルって何だ?』
大概の人はそう思うはずである。「シルク」の部分は聞き慣れてはいるが「ノイル」が付いたことによって全く耳慣れない言葉になっている。
乱暴に言ってしまうが、『シルクノイル』=『シルク』の事である。
商品の襟元に付いている素材タグを見ていただければ分かると思うが、そこには『SILK100%』と明記されている。そう、ざっくり言ってしまえば天然素材のシルクそのものなのである。シルク以外に何も使われていない。純粋な絹の織物なのである。
しかし、違うのはその質感と、機能性。
ここが大きなポイント。
シルクって言うのが繭から作られているのは多くの人が知っていると思う。
おカイコさんの繭から繊維を引っぱり出し。紡ぎに紡いで、キレイな一本の糸になっていく。
これを使って生地を作ると、通常は艶やかで、軽く、肌触りの良い生地ができあがる。アロハの世界でも多くの商品が存在しているので、その心地よさは知っている人が多いはず。
このシルク、天然素材だけあって、通気性がよく、保温性が高く、ぶっちゃけた話、
暑いときは涼しく、寒いときは暖かくしてくれるのである。
しかし、それはあくまで「それなり」であると僕は思う。
夏場はとても重宝する。涼しい。気持ちイイ。アロハの素材としては文句の付けようがない。実際にはあまりそう思われていないが、シルクって強度も意外なほど強い。乱雑きわまりない僕が使って10年以上も損なわれないシャツがあるぐらいだから、僕はそう言ってしまう。実体験だから間違いではない。
でも、保温性に限って言えば、やはり薄い生地なのである。細く紡がれた糸は繊細で気持ち良さこそあれ、真冬にそれだけで暖かさをもたらせてくれる程のモノではない。
話が少し変わるが、アロハってやっぱり冬に弱い。夏場なら堂々と着ていられる。ま、説明不要な当たり前の話である。
しかし、秋や冬になるとやはり着にくい。第一寒い。一般的に知られる基本は半袖である。じゃぁ、ってんで長袖にしたところでやっぱり寒い。そこにはどうしても逃れられない素材的な問題があるから。。。
だから世の中、「冬でもアロハ」っていう人が増えてきてもまだまだ、寒さとの闘い、寒さに対する我慢が強いられてきた。
「じゃぁ、素材を変えればいいじゃん」は誰しもが思いつく発想である。
冬用に使われる素材、代表的なモノだとウールとかがすぐに思いつく・・・
余り知られてはいないが、実はこの手のアロハが日本で作られていたという歴史がある。しかも結構数多く存在する。しかしどれもが失敗に終わった。
理由は様々であるが、一番の多くの問題は発色である。柄の繊細さに欠けてしまうのである。
レーヨン、コットン、シルクがアロハに使われる三大素材である。
この三大素材どれにも言えることの一つに、柄の出がイイ。細かい柄をキレイに表現しやすいと言うことが言える。
僕は、アロハは柄が命だと思っている。それこそ多少のサイズ違いなんかは無視してでも、柄さえ良ければそのアロハは『買い』だと思って今までアロハライフを送ってきた。
タンスを開ければ、Sサイズから3XLサイズまで、まるで一人の人間が着るとは思えないようなサイズラインアップになっている。
多くの人に語ってきたが、それはそれで楽しい。決して間違いではないと思う。
あれこれ着こなしを考えるのも楽しい。明らかにサイズ違いのアロハでもうまく着こなせたときの快感はこの上ないほどの喜びである。
サイズで妥協せず、柄が気に入ったアロハを買った方がイイ。柄が気に入ればまず着こなすことを考える。その方がよっぽどアロハライフが広がり楽しい事は、僕が実証済みである。
話がそれると言ってみたが、あまりにもそれすぎたので、少し戻す。しかも強引にまとめに入りつつ戻してみる。
つまり、キレイに発色できる、保温性たっぷりの生地さえあれば、真冬にもアロハを楽しむことができる。
いや、既に楽しんではいるので、正確には寒さに我慢することなく、もっと自由に楽しむことができるのである。
そこで探しに探して出てきた素材・・・それが『シルクノイル』なのである。
このシルクノイルは、普通のシルク繊維を作る加工工程上の途中の段階の糸を使って編み込まれた生地の名前なのである。
キレイな細い糸に仕上がる前に、行程を打ち切り、それを使用してできあがった生地がシルクノイルなのである。
つまり、
「一本一本の糸の太さが太い=単にシルクと言ってもその元々の素材の使用量が多い=暖かい」
「一本一本の糸の太さが太い=生地自体が厚くなっている=暖かい」
「紡ぎ行程が途中のため多少毛羽立っている=外部との空気の流通が通常のシルクより少ない=暖かい」
と言う特性を持つのだ!
長々ウダウダと書いてきたが、もう一言で言ってもイイでしょ?
だから言う!
『とにかく暖かい!』
のである!!
肌触りに少しばかり問題は出ている。
HENP、麻、のような触感になっている。つまりシルク独特のスベスベ感はない。
でも『とにかく暖かい!』
シルクとしての紡ぎ行程は完結していないので、糸に凸凹がある。実際に見れば分かると思うが、毛玉のような繊維の固まりがポツポツ存在する。これもHENPに似ている。
でも『とにかく暖かい!』
使っている糸は太い。でもテストにテストを重ね、柄の発色と、暖かさの妥協点は最高のところにあると思う。みんなでものすごく悩んでそうなったんだから、きっと柄的にも満足してもらえるはずである。
確かに普通にシルクを使った商品より柄は荒い。でも間違いなく我慢できる範囲に押さえてある。
そしてなによりも『とにかく暖かい!』のである。
その暖かさ、一言で表現するならば、、、
薄手のウールのセーターより暖かいのである!
そして、これもハッキリ言いたいのだが・・・何て言ったって、この生地を使っての作品製作の主査に当たったのが「MAKANA LEI」である。
柄の使い方、選び方、センスは既に実証されている。
本当は極秘事項なのだろうが、怒られるのを承知で明かしてみると・・現実に海外から多数のオファーがMAKANA LEIに入ってきている。
内容は「ウチのアロハを作ってくれ」「生地を売ってくれ」「パートナーとして組みたい」等々・・・
さすがに名前は明かせないが、そのオファーを出す会社の中にはアロハ界のビッグネームがいくつも入っている。
まだまだ新参者と思っている方もいるだろうが、数年で長年アロハを作り続けてきたプロが認めるほどの存在に成長している。非常に大きな実績を持っている。大体がWAKUWAKUでの人気のほどでもそれは実証できる。いや、体感できるのである。
そのMAKANA LEIが作った、新しいアロハのカテゴリーが、長袖のシルクノイルのアロハシャツである。
まだまだ書きたいことはいっぱいある。
しかしスペースが足りない。。。だからここでやめておく。
ただ、最後に一言。アロハファンにとって鬼門だった真冬。それを乗り越える可能性をこのシルクノイルという生地とMAKANA LEIが、今現在示してくれているのは間違いのない事実である。
真冬のアロハ・・・時代はその門戸を開いてくれるのだろうか?
*2004年秋冬モデルからLALAKAIでもこの生地が使用されるようになりました!ますます選択肢が広がってアロハファンいは嬉しいばかりだね!
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